不妊症の原因
現代の女性でのカラダに悪影響を与えるのは、仕事や人間関係のストレス、栄養バランスの偏った食事、歪んだ姿勢などがあります。これらの問題が少しずつ女性ホルモンが左右させて妊娠できないカラダにしてしまします。
東洋医学では、体質で不妊の状態を診るのに4つのタイプに分けて治療を行っていきます。すべての人が4つに当てはまるわけではなく混合の方もいます。
瘀血タイプ
『瘀血(おけつ)』は血が滞っている、血行不良の不妊タイプ。子宮筋腫や子宮内膜症もこのタイプになります。
このタイプの症状としては、辛い月経痛、レバー状の塊が生理中に出る、舌や歯茎が紫がかっている、感情の起伏が激しい、頭痛・首・肩こりがある、くすみやしみ・クマができやすいなどがあります。カラダの中で「血」ががスムーズにめぐっていない方です。
血が巡っていないということは卵巣や子宮に栄養が行き渡らないのです。妊娠後も流産を起こしやすいこと、瘀血の治療は長くかかるので、早め体質改善が必要です。
腎虚タイプ
「腎虚」は文字通り「腎」が十分に機能していない症状で原因は冷えにあります。腎は生命維持に最も関わっており、生殖機能をコントロールし、ホルモンの分泌も司っています。このタイプは生まれつきカラダが弱いことからくるものと食べている栄養素によって後天的になるタイプがあります。
腎虚のタイプの症状は、3か月以上生理がきていない、腰痛、疲れると下半身が重だるい、性欲がない、肌につやがなく老けて見られる、頻尿・尿漏れなどがあります。
腎虚は、妊娠しずらく、妊娠しても早産の可能性や胎児の発達の遅れの原因となります。腎虚は不妊だけはなく、妊娠中の健康維持も難しかったり、産後の体調不良も起きやすい傾向があります。
気滞タイプ
「気滞」タイプは「気」のめぐりが悪い状態のタイプ。ストレスによって自律神経が乱れると精神的に不安定になります。
気滞のタイプの症状は、月経周期の乱れ、月経時の胸や下腹部の張りが強く痛む、イライラしたり、落ち込むなどの症状が現れやすいです。
東洋医学では、陰陽論という分野があり、陰と陽と反対でありながらも調和することが大切だと学びます。どちらが強くても弱くても気のめぐりが悪くなり、自然治癒力が低下してしまいます。さらに自律神経やホルモンの乱れも生じます。
自律神経の交感神経が優位の状態が続くと、血流が悪くなり、カラダ中が冷えてきます。そのままにしているとどんどん崩れていき、カラダの不調具合は増えていってしまいます。いったん崩れてしまうと自分自身の力だけでは回復が難しくなってしまいます。それが原因で妊娠力を低下させてしまうのです。
血虚タイプ
「血虚」タイプは「血」がが不足したタイプ。食べ物からの栄養をカラダの隅々まで運ぶ「血」が不足しています。
血虚タイプの症状は、貧血・顔色が悪い・めまい、目が疲れやすい、月経量が少ない・月経周期が長い、睡眠の質が悪いなどがあります。
血をカラダ中に運べませんから、卵巣や子宮に良質な血が十分に行き渡らないため、排卵もうまくいかなくなります。妊娠後も早産の原因や赤ちゃんへの発育にも影響を与えてしまいます。
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